ハゲの遺伝説

髪の毛に対する意識は年々高くなってきています。女性の薄毛解消の商品やウィッグなども活況を呈しています。
発毛剤は大ヒットするし、育毛サロンも流行っています。現代は、男女ともに髪の毛を非常に気にする時代ですが、親からいちばん受け継ぎたくない遺伝というと、ハゲ。特に男性は、祖父、父がハゲだと、自分もやがてハゲると、若いころから心配するものです。

実際、男性型脱毛症は、遺伝と思われる現象がよく見られます。
男性ホルモンは、ある酵素の働きによって、より働きが強い男性ホルモン(ジヒドロテストステロン= DHT) に変わります。このホルモンは、髭や胸毛で毛母細胞の分裂を促し、毛を増やします。ところが、前頭部と頭頂部の毛乳頭では、なぜか毛母細胞の分裂を抑制するので、毛の寿命も短くなります。つまり、脱毛し、ハゲてきます。ハゲそのものの遺伝子というものはまだ見つかっていませんが、骨格、皮膚の状態などの因子は、男性も女性も平等に遺伝します。

また、ハゲについては、不規則遺伝で、親がハゲていなくても、隔世や隔々世で出ることがあるようです。ですから、ハゲになりやすい体質はある程度遺伝するといえます。ともあれ、まずは、ハゲの一因であるストレスによる頭皮血流の長期低下にならないように注意するのが先決です。

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