女性でも禿げる時代になった

昨今は、女性の薄毛対策商品が活況を呈していることを書きましたが10数年ぐらい前から、若い女性に男性型脱毛症と同じタイプの脱毛が見られるといわれるようになってきました。これまでにはなかったタイプです。

男性型脱毛症は、男性を通して優性に、女性を通して劣性に遺伝しますが、脱毛症になる確率は、祖父や父親だけでなく、女性(母親)の持つ遺伝子から影響を受けることもあるのです。しかし、女性は、脱毛症の遺伝子が父方、母方から2つあっても、男性のように極端なハゲになることはありません。なぜなら、女性ホルモンの働きによってブロックされているからです。そのため、医学的には、男性型脱毛症は女性には起こらないことになっていました。

それが、最近では男性型脱毛症と同じような脱毛が起こると認識されるようになりました。女性ホルモンの分泌の異常が影響しているかもしれませんが、詳しいことはわかっていません。

男性と対等に社会で働くと、ストレスも大きく、それが女性ホルモンや自律神経のバランスを乱しているのかもしれません。それとは別に、更年期を過ぎて、女性ホルモンの分泌が低下し、ホルモン全体のバランスが崩れると、女性ホルモンの庇護がなくなるので、男性と同じように髪の毛が薄く、つまり、女性でもハゲることがあるようです。

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