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スーパーの野菜売り場に行くと、1本まるごと売っている大根もあれば、上下でカットしたハーフサイズもあります。その場合、どれを買うかは、作る料理や味の好みで決めたほうがいいでしょう。
たとえば、大根おろし用にちょっと欲しいというとき、「甘みのある大根おろしが好き」なら上半分、「辛いほうが刺激的で好き」なら下半分がおすすめです。

なぜなら、大根は部位によってかなり味が変わるからです。同じ1本の大根でも、上と下では、なんと10倍以上も辛さが違うのです。辛みのもとになる物質の量や酵素の働きに違いがあるためで、葉に近い上の方は甘く、下に行くほど辛くなります。

歯ごたえも上下で変わり、葉っぱに近い部分ほどシャキシャキと噛みごたえがあり、真ん中は一番軟らかくなります。この部位別の特徴を料理に生かすとなると、サラダや酢の物などの生食に向いているのは、首のほう。

ふろふき大根やおでんなど、厚切りにして作る煮物に合うのは、胴部分。そして薬味にしたりきんぴらやみそ汁など濃い目の料理に合うのはしっぽのほうです。
うまく食べ分けることが大根料理をおいしく食べるコツです。料理は素材の特性をしっかり生かすのが美味しくする最大のコツ。どこを食べても同じ?などと思っていたらおいしい料理にはいつまでたってもたどり着けません。