サプリメントにも組み合わせによって副作用のリスクがある

すぐに症状がでなくても蓄積されていくケースもあるの注意

自分に不足しがちな成分を補うためにサプリメントを飲む、という人はたくさんいます。でも私は、普通に食事をしていれば利用する必要はないと思っています。

現代人は、サプリメント・ビジネスにのせられているのではないでしょうか。多くのクリニックは、サブリは推奨していません。

というのも、サプリメントはある特定の成分を抽出したものが多いのです。マルチビタミンなどといっても、何千とある成分の数種類を組み合わせたものに過ぎません。その成分だけをたくさん摂るということは、バランスのよい栄養摂取にはならないと思います。

口から入ったサプリメントは、食べ物と同じように胃で消化されます。次に小腸で吸収されて、血管で肝臓に運ばれ、一部が分解され、残りは血液とともに全身をめぐりながら、さまざまな細胞に届けられるのです。そのとき、特定の成分が大量に運ばれるということは、偏った栄養ばかり届くということです。

しかもサプリメントの場合、自分の体質や体重などを考慮しないで摂れるだけに、体に合った成分なのかもわからなければ、どれほどの量が効いているのかもわからないのです。

そのサプリメントを飲んで、明らかに体調がいい、気分がいい、尿の出がいい、便の出がいいなど、なんらかのいい変化があると伺えば、あえてやめたほうがいいとは申し上げていません。

ただし、特定の成分を抽出しているものが多いため、サプリメント同士でも組み合わせによっては副作用が出ることもあると知っていただきたいと思います。

サプリメントは薬のように強い効果がありませんので、副作用がないように感じていても、蓄積されている可能性も考えられます。いくら調子がいいからといって、あれもこれもと何種類ものサプリメントを摂取することは控えるべきです。

どうしても副作用の心配がある方は、病院で血液検査を受けるといいでしょう。サプリメントだけでなく、薬も簡単に手に入るような時代になりました。そのため、「くすり教育」では薬の知識や利用法だけでなく、人間には健全な治癒力があること、サプリメントや薬は、あくまでその力を助けることが目的であることを敢えていくそうです。
現代人にはサプリメントが必要

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