糖の吸収抑制に働く有用成分が豊富
ヤーコンは長寿地方として知られるアンデス高地原産の根菜です。その根はオリゴ糖と食物繊維が豊富で、見た目はサツマイモのような形をしています。中南米ではこのヤーコン芋だけでなく、大きな葉も貴重な食材。アンデスの人々も、インカ帝国の時代からヤーコン葉を煎じて、「長寿のお茶」、「健康茶」として飲んでいたそうです。そんなに昔から健康茶としてヤーコン葉が用いられてきたのは、きっと「ヤーコン葉の体内環境を改善する力」を体感していたからでしょう。そこで私は、ヤーコン菓にどんな力があるのか、日本の分析機関に依頼して調べてみました。
するとヤーコン葉には、糖の吸収抑制に働くというカフェ酸、タロログン酸、プロトカテキン酸などの有用成分が豊富に含まれていることがわかったのです。
良い自然環境の中で育つからこそ健康にいい!
私は約20年という年月をヤーコン葉の栽培に費やしています。そしてその経験から、「良い自然環境の中でこそ、健康にいいヤーコンが育つ」ということを学びました。ですからヤーコン葉を育てるときには、農薬や化学肥料は一切使いません。人間も植物も同じです。ファストフードばかりを食べて育った子どもは健康的でしょうか。豊かな自然の中で育ったヤーコン葉は、自然の恵みをたっぷりと受けて、のびのびと育ちます。だからこそ、糖に働く有用成分もたくさん作り出せるのではないかと考えます。農薬や化学肥料を使わずにすくすくと育ったヤーコン葉だからこそ、「テンペ菌発酵茶」の素材として高血糖撃退パワーを発揮しているのだと思います。