緊張がとけると風邪をひいてしまう

子供の時には、そうでもなかったように記憶するが、仕事をするようになって激務で睡眠時間がとれなくても、大きな仕事に向かっている間は、滅多に風邪をひかなくなりましたた。
ところが、一区切りつくと38度くらいの熱がでてダウンする。この繰り返しが増えました。

常識的には、休養をとると体調は回復するはずです。どうして、風邪を引いたり体調が悪くなったりするのだろうか?これは自律神経が関係しているというのです。
自律神経は血圧や内臓の働きを自動的にコントロールしている神経で、活動時に優位になる交感神経と、休息のときに優位になる副交感神経から成っていて、両者はシーソーのような関係にあります。
たとえば、睡眠時は副交感神経が優位になり、起床時は交感神経が優位になります。

仕事に追われているときは、交感神経が優位になるので、体は戦闘体勢をとり、少々疲れてもがんばり通すことができ、風邪も引きにくくなります。
しかし、交感神経の緊張状態が続くと、風邪のウィルスに対抗するリンパ球の数と機能が低下していきます。

休息時は、リラックスの副交感神経が優位になるため、防戦態勢が解かれるので、この時期に感染を受けやすいように思えますが、実は休息をとる前にすでに感染を受け、治癒反応としての症状が休息時に出るのです。休息をとって、体調が悪くなったら、普段体を疲弊させている証拠。これをきっかけに普段の生活を見直さなければいけません。
忙しい間は、体のことを全く考えないのが体調を崩す原因というわけです。

自律神経についてはこちら。

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