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Month: 5月 2019

うつの原因かもしれない「亜鉛乏症」

うつと亜鉛乏症の症状はとてもよく似ている点があります。チェックリストを使ってまず、亜鉛乏症でないことしっかりを確認しましょう。
うつ病でこんな症状があったら栄養欠損の可能性大

  1. 風邪をひきやすい
  2. 洗髪時髪の毛が抜ける
  3. 食欲不振になることが多い
  4. 肌が乾燥しやすい
  5. 傷の治りが悪い、跡が残りやすい
  6. 爪に白い斑点がある
  7. 味覚や嗅覚が鈍い
  8. 性欲が減退している
  9. ネックレスで皮膚炎が起きる
  10. 傷や虫刺されが化膿しやすい

男性に多い亜鉛不足

亜鉛欠乏は、鉄欠乏と併発しやすい特徴があります。亜鉛と鉄は同じような食材に含まれているからです。チェックリストで3つ以上当てはまる人は、亜鉛欠乏を疑ってみましょう。

検査ではわかりにくい亜鉛欠乏ですが、いくつか特異的な症状はあります。もっとも典型的なものが7の味覚障害です。重度になるとなにを食べても味がしないという状態になりますが、その前段階では濃い味を好むようになります。味覚障害が改善した母親の料理の味つけが、濃いめから薄味になったといった話もよくあります。

男性の場合、単身赴任で外食が中心になり、3ヶ月ほど経つとなにを食べても味がしなくなり、うつ症状が出てきたというケースもあります。

亜鉛が欠乏すると免疫が低下します。風邪にかかりやすくなるのはそのためです。また、爪に変化があらわれるのも特徴のひとつです。白い斑点ができるのですが、これは亜鉛欠乏を判定するのにかなり重要なポイントとなります。

皮膚のトラブルも、亜鉛欠乏で起こりやすい代表的な症状です。肌が荒れてカサカサしやすくなります。アトピーの人には亜鉛欠乏が多く見られるし、また、傷が治りにくく、虫に刺されたりすると跡がいつまでも残ったり、膿みやすくなったりします。

亜鉛は男性に欠乏しやすい栄養素で、意欲の低下や性欲の低下が起こるのも特徴としてあげられます。

低血糖症との関連も大事なポイントになります。亜鉛には、血糖値を下げるインスリンの分泌を調整する働きがあります。亜鉛が欠乏すると、調整がうまくできなくなり、インスリンの出が悪くなったり、出すぎたり、あるいは、出るタイミングが遅れたりします。そのため血糖値の調整に狂いが生じ、低血糖症になります。

また、血糖値の調整がうまくできないと、食欲のコントロールがつかなくなり、摂食障害につながります。摂食障害に悩む人の半数以上が亜鉛欠乏だったという報告もあります。

亜鉛が欠乏していたうつ、適応障害の男性

顕著な亜鉛欠乏が見られたのが、29歳の男性の症例です。うつ病と適応障害の診断をくだされていたのですが、疲れやすく、強い不安やイライラがある、パニック発作が起こる、といった症状を訴えました。気になっていたのは、薬の量です。

実は、こうしたケースは珍しくありません。精神科医による診断がそもそも的外れな場合、いくら薬を増やしたところで効果が上がらないのは当然です。

検査の結果、あきらかに亜鉛が不足していた。5時間糖負荷検査をおこなうと、30分後に大量のインスリンが分泌され、急激に血糖値が下がりました。亜鉛欠乏によるインスリンの調節障害が起きていたということです。

その後、また血糖値が上昇したのだが、これはホルモンの影響です。アドレナリン、ノルアドレナリンといった、さまざまなホルモンが作用することで、血糖値を引き上げたのです。

こんな状態では、先にあげた症状が出るのは当然です。そのままいけば、症状はますます悪化すると思われました。

亜鉛不足を改善することを中心に、必要な栄養素を摂ってもらうようにしました。

4ヶ月後の彼の自覚症状の変化は、次のようなものになりました。

  • 気持ちの波がゆるやかになった。
  • パニックに陥らない。
  • 天気が悪い日も落ち着いていられる。

心配されていたお母さまからは、彼が自分で来院の予約を取ったのを見て、「本人にやる気が出てきたのを感じた」との報告をいただくことができました。
処方されていた薬を減らすことにも成功し、この時点で2種類だけになりました。

亜鉛を多く含む食材

亜鉛は、魚介類、肉類、海藻、野菜、豆類、種実類に多く含まれます。特にカキ(牡蠣/養殖/水煮)には100gあたり18.3mgと多く含まれるほか、うなぎの蒲焼100g(1串)には2.7mg、豚・肝臓生100gあたり6.9mgと魚介類や肉類に亜鉛が多く含まれています。

うつの原因かもしれない「ビタミンB群乏症」

ビタミンB群乏症のチェックリスト

うつとビタミンB群乏症の症状はとてもよく似ている点があります。チェックリストを使ってまず、ビタミンB群乏症でないことしっかりを確認しましょう。
うつ病でこんな症状があったら栄養欠損の可能性大

  1. アルコールをよく飲む
  2. 音に敏感
  3. イライラしやすい
  4. 集中力が続かない
  5. 記憶力が衰えている
  6. 悪夢をよく見る
  7. TVが煩わしい
  8. 本を読んでも頭に入らない、興味がない
  9. 寝ても疲労がとれない、とにかく疲れる

眠りや集中力とかかわっているビタミンB群欠乏

ビタミンB群はすべての神経伝達物質の生合成にかかわっている、きわめて重要な栄養素です。とくにビタミンB6は、たんばく質がGABA やドーパミン、セロトニンにつくり変えられるところで働いています。

欠乏していることを示す症状で、まずあげなければならないのが睡眠障害です。睡眠のリズムが乱れ、昼間に眠くなったり、夜は寝たいのに寝られなくなったりします。夢を見る回数が増え、とくに悪い夢を見るのも特徴です。当然、寝ても疲れがとれずに起床時も気だるくてなかなか起きられません。

子どもの場合には、よく寝言をいったり、夜中に叫んだりする、といった症状があらわれます。

ビタミンB群の欠乏はまた、集中力や記憶力を低下させるから、情報処理能力がひどく低下します。それが典型的にあらわれるのがテレビです。テレビは画面がめまぐるしく変わるし、光の刺激も強力です。また、音の情報量も多いのが特徴です。それらの情報を処理しきれなくなり、テレビを集中して観られない、観る時間が少なくなります、興味がなくなる、さらにはわずらわしくなる、といったことが起こってきます。

情報処理という点では本も同じで、読書ができなくなります。これには程度があって、難しい本は読めないのですが、雑誌なら大丈夫といったもの、雑誌は無理だがマンガなら読めるといったもの、雑誌もマンガもだめといったものなど、症状には個人差があります。

いずれにも共じつら通しているのは、無理に読もうとすると同じところの字面ばかり追って、前に進めないということです。
また、音に敏感になり、過敏に反応してしまうのも特徴です。そのほか、チェックリストにある項目に3つ以上当てはまるようなら、ビタミンB群の欠乏が疑われます。

ひきこもり状態が、ビタミンB群の摂取で改善

ビタミンB群の欠乏で多岐にわたる症状を起こしていたのが20歳の女性です。感情のコントロールができず、イライラ、不安、恐怖などに理由もなく襲われていました。常に頭痛をともない、自傷行為もたびたびという状態です。ほとんどひきこもりの状態が続いていました。

発作を起こすと呼吸困難に陥り、けいれんまで起こすようになって、薬を飲むようになったのですが、改善は見られず、薬の種類だけが増量していくそんな状態でした。13種類も飲んでいたのだから、まさに薬漬け状態です。生理は中学1年生から不順でした。

検査データでわかったのは、ひどいビタミンB6の欠乏。また、亜鉛、たんばく質、鉄も不足し、血糖値の調整もうまくいっていませんでした。

栄養アプローチとして試みたのは、まず、食事指導です。糖質を制限するために、吸収が速い甘い物はいっさい禁止しました。たんばく質は動物性も植物性もまんべんなく摂るように。ビタミンB群、とくにビタミンB6は、たんばく質と一緒に摂る必要があります。摂り方のポイントは1回の量を少なく、回数を多くすることです。

サプリメントとしては、ビタミンB群を始め、ビタミンC 、鉄、亜鉛、カルシウム、アミノ酸を摂るようアドバイスしました。

3ヶ月後の検査

3ヶ月後の検査ではめざましい成果が見られました。ビタミンB6はもちろん、亜鉛、鉄の欠乏が改善し、たんばく代謝や血糖調節の機能も向上してきました。本人曰く「めっちゃ元気」です。
13種類も飲んでいた薬は主治医と相談のうえですべてやめました。

抑うつのレベルを見るSDSテストという検査法があるのですが、その数値が65から30に下がりました。このテストでは53以上がうつと判定されます。数値からも抑うつ状態を脱したことが確かめられたということです。「なにかやりたい」という意欲が出てきたこともそれを証明しています。

ビタミンB6の欠乏で一番影響を受けるのがGABA です。すでにご存じのように、精神を落ち着ける神経伝達物質で注目を集めていますが、このGABA が不足してくるのです。B6はL-グルタミン酸がGABA につくり変えられるときに働くため、その欠乏はGABA の不足にも、L-グルタミン酸の過剰にも直結します。その結果、興奮状態が強く出たり、けいれんにみまわれたりするのです。

25歳の機能性てんかんの女性は、その典型的なケースでした。ビタミンB6 が欠乏し、グルタミン酸が過剰になっててんかんを起こしていたのです。

発症したのは13歳のとき。発作を起こすと歯がガタガタとなり、手が震えました。また、1分間くらいは白目をむいた状態となりました。通学時は月曜日に発作が起きていました。

ビタミンB6の補給を中心とした栄養療法を実施したところ、12年も悩まされていたてんかんはまったく起きなくなりました。脳波もきれいになりました。‰B6によって脳内物質のバランスが整ったことが、彼女をけいれん発作の悩みから解消してくれたのです。

「江戸患い」はビタミンB群欠乏のせいだった

ビタミンB群関連では、江戸時代にちょっと興味深いエピソードがあります。当時、「江戸患い」と呼ばれる病気があっりました。江戸時代には参勤交代制が敷かれ、地方の大名は妻や家族を一定期間江戸屋敷に住まわせなければなりませんでした。いわゆる人質ですが、そこは大名の家族だから、江戸では大切に扱われ、食事も白米が供されました。

領国では雑穀が一般的だった時代に、白米はなによりのご馳走だったのですが、困ったことが起きました。江戸に滞在している地方大名の家族が次々と精神に異常をきたしたのです。ところが、その病は江戸を離れ、領国に戻ってしばらくすると治ってしまいました。

そこで、江戸の風土病とされ「江戸患い」の名がついたのです。この江戸患いは、ビタミンB1の不足による脚気です。おかしくなったのは、脚気の精神症状が出たためです。原因は白米ではないかと考えられています。

雑穀にはたっぶりと含まれているビタミンB1が、江戸で白米ばかり食べるようになって不足し、脚気に冒されたのです。

江戸の昔から「精製食品」は弊害をもたらしていたということですが、わたしは、江戸患いにはビタミンB1の不足だけではなく、低血糖症も関係していたのではないか思います。

「ビタミンB1」のイライラを鎮める精神安定作用 | ビタミン効果
https://vitamin-action.com/2013/03/%e3%80%8c%e3%83%93%e3%82%bf%e3%83%9f%e3%83%b3b1%e3%80%8d%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%92%e9%8e%ae%e3%82%81%e3%82%8b%e7%b2%be%e7%a5%9e%e5%ae%89%e5%ae%9a%e4%bd%9c%e7%94%a8/

うつの原因かもしれない「鉄欠乏症」

鉄欠乏症のチェックリスト

うつと鉄欠乏症の症状はとてもよく似ている点があります。チェックリストを使ってまず、鉄欠乏症でないことしっかりを確認しましょう。
うつ病でこんな症状があったら栄養欠損の可能性大

  1. 立ちくらみ、目眩、耳鳴りがする
  2. 肩こり、背部痛、関節痛、筋肉痛がある
  3. 頭痛、頭重になりやすい
  4. 力が弱くなった
  5. あざがよくできる
  6. のどに不快感(つかえ感)がある
  7. 階段を上ると疲れる
  8. 夕方になると疲れて横になる
  9. 生理前に不調になる

心と身体に影響が出やすい鉄欠乏症

チェックリストに3項目以上当てはまるなら、鉄欠乏の可能性が高いでしょう。

鉄は神経伝達物質の反応に深くかかわっています。その鉄が欠乏すれば、さまざまな精神症状が出てくるのは当然です。

些細なことでクヨクヨする、気分が憂鬱になるといったこともあるし、睡眠のリズムの崩れから、寝起きが悪い、夜中に目を覚ましやすいなどの睡眠障害があらわれることもあります。

また、酸素の運搬でも重要な働きをしているから、酸素供給が不足して疲れやすく、階段の上り下りがつらい、身体を休めないと夕食の準備にとりかかれない、などということにもなります。筋力が落ち、以前より重いものが持てなくなるといったことも、酸素が不足していることで起きます。立ちくらみ、めまいも鉄欠乏の症状のひとつだです。

鉄はコラーゲンの再生にも重要な役割を果たしています。不足すれば、軟骨コラーゲンがつくられる量が減って、身体の節々が痛くなったりします。コラーゲンとの関連でいえば、肌の張りがなくなり、爪や髪の毛の質が低下するということも起きます。コラーゲンの塊である血管の壁が弱くなって、よくアザができたり、歯茎から出血しやすくなったりするのも、鉄欠乏のシグナルです。

鉄不足の治療 | 健康マニア
https://www.h-mania.info/2015/07/25/%e9%89%84%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e3%81%ae%e6%b2%bb%e7%99%82/

また、カタラーゼという酵素には鉄がたくさん含まれています。これは活性酸素を消すという大切な働きをします。だから、鉄が欠乏してカタラーゼが充分働けないと、日焼けをしたところがシミになりやすくなります。
鉄欠乏が重度になると食嗜好が変わるというのも特徴です。理由はわかっていないのですが、やたらに氷が食べたくなります。

鉄の増加でうつ症状が改善した例も

鉄欠乏からうつ病になった方に、20歳代の女性がいました。17歳と2歳のときにうつ病と診断されて治療を開始し、その後、入院治療をおこないました。抱えていた症状は、薬を1回でも飲まないとイライラ感抑えられないため薬を要求する、強い疲労感と抑うつ感がある、理由のない不安感に襲われるといったものです。皮膚疾患としてにきびもありましたた。

検査の結果、栄養状態に問題はなく、肝機能、腎機能も正常。貧血も認められず、特定のたんばく質と結合して血液中に存在する血清鉄の数値も基準範囲でした。

通常の精神科医なら、この検査結果から、身体には問題がなく、症状は精神的なものだと判定してしまうでしょう。そして、投薬のみの治療がおこなわれるでしょう。しかし、栄養療法的な解釈は違います。これらの数値から栄養欠損を読み取るのです。

その時果として、貯蔵鉄の著しい減少、ビタミンB6の不足、亜鉛の不足、たんばく質の代謝低下を数値が知らせてくれています。とくに貯蔵鉄の欠乏は著しく、ほかの栄養素の欠乏と比較して重度でした。さっそく、必要な栄養素の補給を開始しました。

3ヶ月後、彼女は自ら買い物に出かけ、料理や洗濯などの家事もこなせるようになり、にきびもきれいに改善しました。薬も4種類から2種類に減りました。数値の変化で顕著だったのはフェリチンの増加でした。これは貯蔵鉄が増えたことを意味しています。

さらにそれから4ヶ月後、ほとんどの症状が消失ました。フェリチンの数値はさらに増え、初診時の3倍にまでなっていまし。はっきりした改善が見られると、「先へ先へ」を考えるのが親心なのでしょう。親御さは「もっと、積極的になってくれれば…」と本人にハッパをかけていました。

女性は男性以上に鉄が必要

最近、増えてきている栄養の問題点はなんといっても鉄不足です。その大きな原因になっているのが「肉を控える」という食傾向にあります。若い女性はダイエット志向で肉を口にしなくなっているし、メタポリックシンドロームを気にする男性も泣く泣く肉と縁を切っているのです。それが鉄不足を深刻化させている原因です。

また、食材に含まれる鉄の畳も減少気味です。生産方法が変わったことによるものですが、これは鉄だけではなく、亜鉛やビタミンB群など栄養素全般に同様です。

1日の鉄の摂取量は1mg強です。しかし、女性の場合、生理で1ヶ月に30mgの鉄が失われてしまいます。摂取した鉄は生理で全部なくなってしまう計算です。

女性は一日に2mgは摂取する必要があるのですが、通常の食事ではとうてい無理。それを実現するとすれば、健康な男性が食べている倍の量の肉を食べなければならないことになるのです。

ふつうの食事をしているかぎり、女性はほぼ全員が鉄欠乏になっているということです。せっせと肉を食べるようにして、少しでも鉄の摂取につとめるべきでしょう。

なお、鉄不足を補うためにホウレンソウやプルーンを食べる人がいますが、鉄は本来、身体に吸収されにくい栄養素です。ホウレンソウやプルーンなど植物に含まれているのは非ヘム鉄で吸収率が悪いのです。

一方、レバーなどの動物性のたんばく質に含まれているヘム鉄は吸収率が高いのです。身体に吸収されるのはヘム鉄の場合、食べた鉄の含有量の10~30 % 、非ヘム鉄では約1~5 %です。供給源にするなら、ヘム鉄をおすすめします。

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