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大麦 コレステロール低下作用や便秘解消が一般的だが 快眠 効果 も

大麦 コレステロール低下作用や便秘解消が一般的だが 快眠 効果 も注目されています。

大麦
大麦

大麦 一般的な効能 効果

大麦 はどのくらい食べたらよいか?

大麦そのものであれ、大麦でつくった食品であれ、1 日に 3 回食べていると血中コレステロール値が約 15% 下がります。大麦粉でつくったマッフィンやスコーンを毎日食べていると便秘が完全に治るでしょう。

約 6000 年の間、大麦は活力と精力の食品といわれてきました。 「 大麦を食べる人  」 といわれていたローマの剣闘士たちは、体力をつけるために大麦を食べました。

世界のいくつかの地域、とくに大麦が基本食品となっている中東では心臓病による死亡率が低率です。パキスタンでは、大麦を 「 心臓の薬  」 と呼ぶ人もたくさんいます。

確認されている 大麦 効能

いい伝えは正しく 大麦 は、心臓病、便秘、その他の消化系のトラブル、そしておそらくはガンを防ぐ薬理成分がつまった食品です。

循環系の薬

大麦はいくつかの方法で血中コレステロールを下げるように思われます。1 つは抗コレステロール剤の新薬と同じく、肝臓におけるコレステロールの産出を妨げることによります。

ウィスコンシン州マディソンの米国農務省の研究者たちは、肝臓のコレステロール産出能力を抑える 3 つの異なる化合物を大麦のなかに発見しています。

豚が大麦を食べると血中コレステロールは 18 % 下がる。モンタナ州立大学のローズマリー・K ・ニューマン博士は、脱穀した大麦粉でつくった風味豊かなシリアル、マフィン、パン、ケーキなどを食べると劇的に血中コレステロールが下がることを確かめています。

そうした大麦食品を 1 日に 3 サービング、6 週間つづけて食べた人は平均してコレステロールが 15 % 下がりました。

そして、コレステロール値が高い人ほど、大幅に下がりましたた。一方、小麦粉や小麦ブランでつくったシリアル、マッフィン、パン、ケーキを食べた対照群の人たちには、血中コレステロール値の低下がみられませんでした。

ニューマン博士は、このコレステロール低下作用の少なくとも一部は水溶性の食物繊維で植物ガム質の 1 つであるβ・グルカンによるものだと報告しています。この食物繊維は大麦や オート にとくに多く、細胞壁つまり細胞の外辺にではなく、細胞の内部に存在しているものです。

ニューマン博士は現在、スウェーデンの科学者と共同で、どの大麦(品種) が最もすぐれたコレステロール低下作用をもっているかを特定する研究を行っています。ウィスコンシン医科大学における試験でも、大麦油- 肝臓のコレステロール産出を抑える物質をふくむ- のカプセルが、心臓バイパス手術を受けた患者の血中コレステロール値を18 ~ 19 % 下げています。

ガンを予防する

ウィスコンシン大学の栄養学者、チャールズ・エルソン博士は 大麦 には抗ガン物質がふくまれていると考えています。この分野の権威であるウォルター・トール博士も同意見です。

大麦をふくめてすべての種子にふくまれている薬効化学物質の、いわゆるプロテアーゼ阻害物質と呼ばれているものが、腸管内で発ガン物質の働きを抑え、ガン防御の役割を果たすのではないかと考えられています。

定期的な便通

イスラエルの科学者たちは、現在無駄に棄てられているビール醸造の残りかすの大麦を、便秘の治療に使うよう提案してきました。彼らは小麦粉の代りに大麦粉を使ってビスケットやスコーンをつくり、下剤に頼っていた慢性的便秘の 19 名の患者に与えてみました。

1 日に 3 ~ 4 個の大麦ビスケットを食べるようにすすめたのですが、その結果、19 名中15 名、つまり 79 % の人の便秘が完全に治り、大腸の働きがよくなり、ガスもあまり出なくなり、腹痛も起きなくなり、下剤とはまったく無縁になりました。

しかし、これを確認する試験では、食事から大麦パンを除くと、グループの全員が便秘になり、1 ヶ月以内に再び下剤を服用するようになりました。

ニューマン博士の研究からも大麦が便通によいことが確かめられました。

専門家の見解の一致するところでは、一般的に大麦は精製の度合いが低いほど健康をもたらす力が大きいことがわかっています。

最もよいのは、無精製の全粒大麦(米の場合の玄米に当る)、それを粉にした大麦全粒その荒びき、ゆでてひき割りにしたもの、ロールド・オートに似たただローラーで圧しつぶしただけの大麦フレイク。これらは健康食品店で売られています。

スーパーマーケットで売られているスコッチ・バーレイや精白大麦は治癒的効果が少ない。効果はほとんどないといってよいでしょう。

それでも、スコッチ・バーレイと精白大麦のちゃんとしたものは心臓にはよいかもしれません。

ウィスコンシン大学の研究者たちがすすめているのは、最も精製度の低い全粒大麦や全粒粉、あるいは殻と種子の一部を除いただけの大麦で、それが最大の効果をもたらすとしています。

脂溶性の抗コレステロール化合物が大麦の外側の層に最も多くみつかっているからです。

一方、ニューマン博士は外側の層をとり除いてしまった精白大麦のなかにもベータ・グルカンがふくまれることから、コレステロールを下げる効果があると評価します。

無精製、精製いずれのタイプの大麦も、コレステロールを下げる助けになります。

大麦粉はいろんな料理で小麦粉の代りに使えるし、また混ぜて使ってもよいでしょう。.ビールは大麦源とはなりません。

米国における大麦生産量の約 4 分の 1 の量がビールの醸造に使われているけれども、コレステロールを抑える化学物質はそっくり残りかすとして捨てられています。

ビールに入っているのはごく微量です。その残りかすの一部は大麦に加えて製粉され、健康食品店で売られています。シリアルのメーカーや製パン業者もそれを使っているところがあります。

現代人は3人に1人が不眠だと言われていますが、快眠のためのセロトニンサプリに大麦が使われているものもあります。

大麦発酵酵素「セロトアルファ」が、眠りの悩みを解消します。脳内神経伝達物質の働きを正常にする作用が期待できます。常習性がないので安心して飲むことができます。

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