いちじく 便秘解消 効能 効果 についての情報です。薬効成分として知られているのは ペクチ ンという 食物繊維 です。 水溶性食物繊維 である ペクチン は、腸のはたらきを活発にして便通を整える作用があり、便秘や痔の改善に効果的です。
いちじく 確かめられた 効能 効果
- ガン抑制
- 細菌を殺す
- 回虫を殺す
- 消化を助ける
いちじく 民間療法
いちじくの薬用の歴史は、いちじくそのものの歴史と同じくらいに古いものです。
旧約聖書には、イスラエルの王ヒゼキヤが、ガンと思われる「腫れもの」のために「病気になって死にかけていた」とき、預言者のイザヤが「干しいちじくをひとかたまり」持ってくるようにいい、それで王は回復したと書かれています。
何世紀もの間 いちじく は、
- ガン
- 便秘
- 壊血病
- 壊痘
- 肝臓病
- 腫れもの
- 痔
- 発疹
の治療と、精力、活力の回復にすすめられてきました。ローマの博物学者、プリニウス はこう記しています。
「いちじく には体力を回復させる力があり、長わずらいで弱っている人には最良の食べものである。 昔の職業的な闘士や戦士は いちじく で力をつけていた」。
古代エジプトのミトリダテース王は西暦紀元前 1551 年に、いちじく は壮健剤であると布告しています。
米国の 19 世紀初頭の副大統領、アーロン・バーは、顎が腫れ、ニキビが悪化し、皮膚の腫れものが化膿したとき、いちじく の湿布をしたら翌朝には腫れがひいて症状が軽くなったといいます。
確かめられた事実 効能
ヒゼキヤ王のガンが いちじく で治ったとする古代ヘブライの民間療法はこじつけに思われるかもしれないのですが、現代科学によってそれは人間経験に深く根ざした事実として説明されています。
いちじく から抗ガン物質を単離した三菱化成生命科学研究所の科学者たちは、「世界中で いちじく は抗ガン剤として伝統的に用いられてきた」と述べています。
彼らはまずハツカネズミに腺ガンを移植し、冷凍 いちじくと水を混ぜて均質化したものの留出物を注射しました。
その結果、注射したハツカネズミの腫瘍は平均 39 % 縮小したのです。そして彼らは いちじく から活性成分のベンズアルデヒドを単離しました。
この結果をふまえて科学者たちは、イチジクの留出物をガン患者に経口投与し、ある程度の成績を得た。ついでイチジクの成分である ベンズアルデヒド を注射してみると劇的な効果がありました。
進行したガン患者のなんと 55 % に改善がみられたのです。7 名の患者のガンは完全に退縮し、29 名は部分的に退縮したのです。そして、いちじく 成分を与えられた患者全般に、延命効果がみられまし。
「この物質はハツカネズミに対するよりも人に対して顕著な効果のあることがわかった」と、研究者は述べています。
いちじく からはファイシンと呼ばれる酵素も単離されており、これは消化を助ける。イチジクのジュースは試験管によるテストで細菌を殺しているし、犬の回虫も殺しています。